ROKU KYOTO 2
五つ星だからといって、何かが大きく変わるわけではないだろう。そう思っていたが、、、この場所だからこそ楽しめる雰囲気があったように思う。広い窓から見える鷹峯。TENJINの灯。薄暗くて木の温もりを感じる客室。温泉のような風呂。どんだけ座っててもお尻が痛くならないソファ。レプロナイザーのドライヤー。いつ行ってもカフェ的活用ができるフロント。ただ、これらの要素そのものが素晴らしいということもあるが、最も素晴らしいのは、これらを一挙に組み合わせて繰り出される唯一無二の体験。
最も実感したことは、「衣食住」を一生懸命にできる場所が、この場所(または他の高級ホテル)だなということである。小賢しい手を使って、いつもはあれやこれや手を尽くしているわけだが、小細工は今後不要ではないだろうか。ここで経験できるように、一生懸命食事を摂り、一生懸命寛ぎ、一生懸命風呂に入り、一生懸命寝ること。日常に戻っても、ただただ衣食住にもっと一生懸命になるべきなのではないかと感じさせられる。余計なことをしようとしなくていいんだ。本来は。人間の高みへ行けば行くほど、「衣食住」の追求になっていくのではないかと思う。五つ星でどんだけ金がかかろうと、結局人間がまともにお金をかける場所はつまるところ衣食住なのかと。